失敗か?成功か?
金星探査機「あかつき」が金星の軌道に乗ったか、
のらないか、昨日から大変な騒ぎである。
夕方にこんなに輝く星があるのか、と星のことを身近にした金星。
その金星に人類が近づこうとしている。
事業仕分けの影響か、200億円近いお金をつかったこの取り組みが
金星の軌道に乗るか乗らないかで「失敗」「成功」を分けられようとしている。
そんなの違うと思う。
人類は始まった頃から星を見つめ、
暦を作り、人生を占い、夢をたくしてきた。
ガガーリンもスペースシャトルも銀河鉄道999も、
この「あかつき」の冒険につながっている。
エジプトの人もロシアの人も中国人もウチナンチューもつながっている。
たとえ軌道に乗らなかったとしても
この経験が必ず次の成功につながっている。
僕らの工房は何年かに1度窯を作り直す。
そのたびにより燃費のいい窯、
よりきれいなガラスを作れる窯を目指して、さまざまな工夫をする。
そのせいで前よりも悪い窯になったり、ルツボがすぐに割れてしまったりする。
それでも工夫しないよりするほうがマシだと思う。
琉球ガラスは全部で24工房ぐらいあるがその大部分が自分たちで窯を作る。
そのみんなの工夫が積み重なって10年前よりは、
今の琉球ガラスの窯の良さは上がっていると、
自信をもって言える。
今日は琉球ガラス生産・販売協同組合の会議がお昼からある。
組合があるからより良く向上した。
いい琉球ガラスの伝統が作られたと、後生の人達に言われるような
真剣な会議にしていきたい。
そして今晩は組合の工房の人達がみんな集まって
大忘年会だ!
思いっきりのむぞー!(^o^)丿(^o^)丿(^o^)丿
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